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家庭用洗濯事故事例
 
【事例1】トレーナーの色が落ちた
どうしてこうなるの?

濃色で色鮮やかな衣類には、反応性染料が多く使用されています。
そのなかには一般に、色柄もの用といわれる酸素系漂白剤であっても、酸化作用によって脱色してしまうことがあります。
また漂白剤は、水によく溶かしてから使用しないと、脱色にムラが生じてしまいます。

どうしたら防げるの?

衣類に、どんな染料が使われているのか知ることが大切ですが、通常はわかりづらいものです。
確認方法として次の方法をお試しください。
まず、お湯に濃い目の漂白液を溶かし、衣類の目立たない部分に付けて5分間ほど置きます。
その後「変色していないか?」「白いタオル等に色移りしないか?」で漂白できるかどうかの判断をしてください。
   
【事例2】漂白したら逆に黄ばんでしまった
どうしてこうなるの?

市販されている白いアクリル製衣類は、ほとんどが蛍光剤で処理されています。
日光に当たると分解しやすくなり、黄ばんでしまうのです。

どうしたら防げるの?
  アクリルの衣類を酸素系漂白剤で漂白処理するときは、日光の射し込む場所では行わないことです。
漬け込む場合は、液の表面から衣類が飛び出していないか注意してください。
   
【事例3】白いワイシャツが茶色になった
どうしてこうなるの?

水に混じった鉄サビが原因だと考えられます。
水道工事のあとや、古くなった給水管は、水の中にサビが混じっています。

どうしたら防げるの?

洗濯機に水を入れた時、濁っていないかどうか確認をしてください。
もし変色してしまった場合、白いワイシャツに限り、還元型の漂白剤によって回復させることができます。
   
【事例4】アイロンをかけてもシワが伸びない
どうしてこうなるの?

長時間、脱水を行ったためです。

どうしたら防げるの?

脱水時間の目安は以下です。
・)アセテート・絹の場合は、水がしたたらない程度(5〜10秒)
・)ポリエステル・アクリル・ナイロンなどの合成繊維は、15〜20秒程度
・)綿は、1〜2分程度
   
【事例5】カーテンがボロボロになってしまった
どうしてこうなるの?

一般的レースのカーテンは、ポリエステルを使用します。
そして光沢をあしらうために、レーヨンを用いてしまいます。それが原因です。
パルプを原料とするレーヨンは、紫外線にも直射日光にも弱い繊維なのです。
紫外線で傷んだカーテンを洗濯すると、レーヨンの部分だけが脱落してしまいます。
また、塩素系でも酸素系でも、漂白処理をすれば完全に脱落してしまいます。
直射日光を防ぐために使用するカーテンですが、市場の約3割をレーヨン素材のカーテンが占めています。
ドレープ性に優れ、独特の光沢と風合いがあるとはいえ、産業独特の体質によるものでしょうか?
矛盾していますね。

どうしたら防げるの?

カーテンを選ぶ場合は、レーヨン製品を避けることをお勧めします。
   
【事例6】シャツについた血がとれない
どうしてこうなるの?

一般に、洗う温度が高いほど汚れはよく落ちます。
しかし、血液などのタンパク質は50〜60度程度の温度で構造が変化し固着してしまいます。
一旦構造が変更してしまうと、なかなか落ちなくなります。

どうしたら防げるの?

早めにクリーニング店にお任せしましょう。
ご自分でシミ抜きを行う場合は、以下のような手順となります。
(必ずしも成功する保証はございません。ご了承ください)
(1)なるべく早く、歯ブラシなどを使って水で叩き出します。
(2)体温程度のぬるま湯に酵素洗剤を入れて5分間ほど置き、軽く揉み洗いします。
(3)適正な濃度に薄めた漂白剤溶液に漬け置き洗いします。
(4)(1)〜(3)でほぼ落ちると思われますが、色が残っている場合は還元漂白剤を使用してください。
   
【事例7】白いTシャツがピンクになってしまった。
どうしてこうなるの?

お風呂の残り湯に、入浴剤が入っていませんでしたか?
一般的な入浴剤の色はライトグリーンで、ウラニン色素が配合されています。
そして柔軟仕上げ剤の主成分は、陽イオン界面活性剤です。
この2種類を化合すると水に溶けないピンク色の化合物が作り出されます。
そのため、Tシャツがピンクに染まってしまったのです。

どうしたら防げるの?

(1)(2)いずれかに気をつけてください。
(1)入浴剤入りのお風呂の残り湯で、洗濯をしないこと。
(2)入浴剤入りのお風呂の残り湯を使った時は、柔軟仕上げ剤を入れないこと。
以上、浴用剤メーカーの注意書きを確認してください。
もし染まってしまった場合、すぐに洗濯するor漂白剤を使う等で落とすことができます。